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"二人は八十歳になった本田宗一郎が研究所にやってくると、そろって応接室に彼を訪ねた。そして桜井淑敏が新レギュレーションについてこまかに説明すると、本田宗一郎はいった。
「そのレギュレーションは、うちのエンジンにだけ適用されるのか?」
「いや、顧問それはちがいますよ。全部のエンジンに対してです」
「なんだ、そうか。うちのエンジンに対してだけそうするんだったら頭のいいやつらだと思ったが、やつらバカだな。どんなにレギュレーションを変えたって、変えれば変えるほどうちが有利になるだけじゃないか。短期間でどこよりもいいエンジンをつくってしまうのがうちの特長だということを、やつらは知らないらしいな。それで、相談というのは何だ」
川本信彦と桜井淑敏はたがいに顔を見合わせた。二人ともいまや完全に迷いはなくなっていた。
「いや、もういいんです。相談なんかありません」と川本信彦がいった。
二人とも本田宗一郎の純粋としかいいようのない精神に触れて、心がすっかり洗われたような気分だった。このときホンダのF1続行が決定したのである。"

- 海老沢泰久「F1 地上の夢」 (via ockeghem)

(via highlandvalley)

(Source: clock510, via highlandvalley)

"
下校時刻になって、担任の物理教師がおもむろに話しだした。
「今回の震災で我校の教師や生徒も被災者となり、登校できない人がいます。センター試験が終わり、受験生として の役目を終えた人もいると思います。あなた方の中には、正義感や義侠心に駆られて現地に乗り込む人もいるでしょう。それは間違ったことではありませんが、 正直に言えば、あなた方が役に立つことはありません。それでも何かの役に立ちたいという人は、これから言う事をよく聞いてください。
まず食料は持って行き、無くなったら帰ってくること。被災地の食料に手を出してはいけません。
寝袋・テントを持っていくこと。乾いた床は被災者のものです。あなたがたが寝てはいけません。
作業員として登録したら、仕事の内容がどうであれ拒否してはいけません。集団作業において途中離脱ほど邪魔なものはないからです。
以上の事が守れるのであれば、君たちはなんの技術もありませんが、若く、優秀で力があります。少しでも役に立つことがあるかもしれない。
ただ私としては、今は現地に行かず受験に集中し、大学で専門的な知識や技術を身につけて、10年後20年後の災害を防ぐ人材になって欲しいと思っています。」
言葉の端々は忘れてしまったが、教師が言いたかったことは今でもはっきり憶えている。
"

- 被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ~僕の浅はかな経験談~ - chodo’s posterous (via bbk0524)

2014-03-27

(via mmtki)

(via highlandvalley)

"思春期に教えたほうがいいと思うのは「正しく仲良くならない方法」。距離の置き方と言い換えてもいい。人間関係って全員と仲良くなれるわけじゃないのは当然として、「近づく」「離れる」よりむしろ「適度な距離をキープすること」が一番難しい。まずは「それは難しいけど正しいことだよ」と教えたい。"

- (via muhuhu)

(via moja-moja)